2008年12月25日木曜日

history コマンドの履歴消去

bash を使っているといろいろコマンドを打ちすぎて、history の履歴自体が鬱陶しくなってきます。そんな時は、history -c で履歴を消去してしまうとすっきりします。

2008年12月18日木曜日

Windows[DOS]でのサブディレクトリを含むファイル移動

Windows の場合、ファイルの移動の基本は MOVE なんですが、*.txt だけとかしたい場合で、かつ、サブディレクトリがある場合は、MOVE ではダメです。

なので、COPY と DEL (ERASE) で実現します。

まず、特定の拡張子のファイルを複写します。以下は、サブディレクトリも含むディレクトリ A 配下にある拡張子が txt のファイルを、ディレクトリ B 配下に移動する例です。

xcopy .\A\*.txt .\B\ /S /I
次に、コピー元の特定の拡張子のファイルを削除します。以下は、コピー元のサブディレクトリも含むディレクトリ A 配下にある拡張子が txt のファイルを削除する例です。
erase /S /Q .\A\*.txt

2008年12月6日土曜日

Google Desktop (検索の使い方)

Google Desktop の主力機能は、強力な検索機能です。ガジェット等はおまけです。ないよりあったほうがいいのでしょうが、ガジェットの機能はまだまだ未熟です。カレンダーやメールとの連携機能は、更に強化されて効果を発揮するのではないでしょうか。

というわけで、検索機能ですが、繰り返しますが、非常に強力です。

検索方法のヘルプですが、以下の通り、英語/日本語とありますが、英語のほうが見やすいと思います。

Searching Tips : Refining a search - Desktop for Windows Help Center
検索のヒント : 検索の絞り込み - ヘルプ センター

使い方の再確認です。使えそうなのは以下の方法です。他にも site: / under: / in: / machine: などがありますが、私はあまり使いません。

filetype:
ファイル形式を絞り込む機能です。
例)filetype:txt 等として使用します。
- (ハイフン、マイナス)
続く単語を除外します。
例)yamada -taro とすると、yamada の検索結果から、taro を除きます。
subject:
to:
cc:
bcc:
from:
メール検索で、題名、宛先などで検索できます。
例)subject:Google とすると、題名に Google とあるメールを検索します。
" "
ダブルクォーテーションで囲むことで、フレーズで検索します。
例)"abc def" とすることで、フレーズで検索します。

2008年11月9日日曜日

Firefox No.012(画面拡大縮小のショートカット)

Firefox は便利です。Google Chrome がリリースされた後も、豊富なプラグイン(Add-Ons)が大きなアドバンテージです。

そこで、ショートカットキーをマスターすることで、Firefox を更に便利に使えます。

古くからブラウザの機能で、文字を大きくしたり、小さくしたりする機能があります。が、Firefox には、画面を拡大縮小する機能があります。これはあまり知られていません。ついつい、文字を大きくしたりしていしまいますが、スタイルシートで設定されている Web ページでは、ポイント固定で、文字の大きさが変わらなかったりします。

そこで、この画面拡大縮小機能が役立ちます。これなら、スタイルシートでポイント固定されていても、文字が大きくなります。

この機能は、[表示]メニューに[ズーム]という機能であるのですが、これをショートカットで使うことができます。

  • 拡大:[Ctrl] + [+]
  • 縮小:[Ctrl] + [-]
  • リセット:[Ctrl] + [0]

2008年11月1日土曜日

vi(vim)のおさらい

今更かもしれませんが、vi (vim)のおさらいです。

色んなエディタがありますが、結局、vi が使えないと困ってしまいます。何故か?それは vi が使いにくいからです。 :-)

逆に言うと他の使いやすいエディタは、見た目で使えてしまうので困りません。Windows のメモ帳(notepad.exe)なんかだと、まあ、使えないことはないですね。普通に誰でも使えてしまいます。

vi は、普及率の割に使いにくい・・・更に熟知しているかどうかで、生産性に大きく影響します。これは、知っておかないと、です。

以下、基本操作です。

  • ファイルを開く
     vi filename
  • ファイルを閉じる
    書き込んで閉じる
     :wq
    書き込まずに閉じる(更新している場合は閉じることができない)
     :q
    更新した内容を破棄して閉じる
     :q!
  • 文字の挿入
    カーソルの前(左)に挿入
     i
    カーソルの後(右)に挿入
     a
    行の先頭に挿入
     I
    行の末尾に挿入
     A
  • 文字の削除
    カーソル位置の削除
     x
    カーソル位置から単語を削除
     dw
    行の先頭からカーソルの前(左)までを削除
     d0 (ディー・ゼロ)
    カーソル位置から行末までを削除
     d$
  • 行挿入
    次の行を挿入
     o
    前の行を挿入
     O
  • 行コピー
    1行コピー
     yy
    複数行コピー
     nyy
  • 行削除
    1行削除
     dd
    複数行削除(カーソル行から指定行数)
     ndd
  • 行ペースト
     p
  • ファイルの先頭へジャンプ
     1G
  • ファイルの末尾へジャンプ
     G
  • 文字列の前方検索
     /xxxxxxxx
    次の候補を検索
     n
    前の候補を検索
     N
  • 文字列の後方検索
     ?xxxxxxxx
    (ファイル先頭方向へ)次の候補を検索
     n
    (ファイル末尾方向へ)前の候補を検索
     N

PuTTY No.003(Pageant#2)

PuTTY を使う場合に、Pageant を使ったほうが便利という話(PuTTY No.002(Pageant))がありましたが、それをもう少し便利にする話です。

Pageant を起動して、*.ppk ファイルを読み込んで、その都度、パスフレーズを入力するという手順でした。それが面倒だとも思っていました。が、一々、ppk ファイルを読み込むという作業を省略できることがわかりました。

Pageant をスタートアップに放り込んであると思いますが、その起動時に、ppk ファイルをあらかじめ指定しておくという方法です。

スタートアップアイコンのプロパティの [ショートカット]タブ-[リンク先]に以下の様に指定されていると思います。

"C:\Program Files\PuTTY\pageant.exe"
これを以下の様に変更します。後ろに ppk ファイルを指定するだけです。
"C:\Program Files\PuTTY\pageant.exe" "C:\PPK\id_rsa_1.ppk" "C:\PPK\id_rsa_2.ppk"
これで、スタートアップでの起動時に、ppk ファイルが読み込まれた状態で起動してきます。PPK ファイルの自動読込ができるわけです。

ただし、パスフレーズの自動入力はしてくれないので、パスフレーズの入力だけは必要です。ここも自動化するのはどうかと思いますが、もし、自動かしたいのであれば、画面の自動制御ツール等を組み合わせて使うしかないと思います。(BearMouseなんかどうでしょうか。)

2008年10月27日月曜日

Google Desktop の検索オプション

Thunderbird の検索で抜群の効果を発揮する Google Desktop ですが、検索の指定方法は、通常の Google と、だいたい同じようです。

検索のヒント : 検索の絞り込み - ヘルプ センター

"abc def" と "" で囲むだけで、フレーズ検索になり、- をつけると、~を除くといった指定になります。

* 等のワイルドカードは指定できないらしいですが、かわりといっては何ですが、「検索オプション」が指定でき、メールだけを検索したり、キーワード、含めないキーワード、対象の期間等が指定できます。

しかし、Thunderbird のメールの検索は、これで随分楽になりました。

2008年10月25日土曜日

Thunderbird No.032(検索というWeak Point)

Thunderbird の弱点だと思うのは‘検索’です。まあ、一言で言えば遅いですね。

件名、送信者での検索はフォルダ内に限定されるのでそれなりに速いですが、検索で最も要求される「どこにあるかわからない特定のメールを探し出す」という機能は満たされていません。

適当にインデックスでも作ってでも、ここは実現してほしい機能なんですけどね。

全フォルダを条件指定で検索する機能はあるのですが、これがまた遅いです。

Thunderbird は、よく考えられたメーラーだと思うのですが、この検索機能だけが Weak Point だと思います。現時点では、結局、Thunderbird では‘検索’という問題を解決できないわけなんですけどね。

Google デスクトップで検索なんてことになるんですかね・・・

まあ、確かに Google Desktop で検索すると全文検索が一瞬ですね。圧倒的に速い・・・しかも、検索結果には、Thunderbird で開くというリンクも付いていて、簡単にメールを開くことができるので、結論としては、Google Desktop なんだと思います。

2008年10月2日木曜日

-(ハイフン)で始まるファイルを削除する

-(ハイフン)で始まるファイルを rm コマンドで削除する場合、以下の様に指定するとエラーになります。

# rm -a
rm: unrecognized option `-a.a'
Try `rm --help' for more information.
- で始まることで、option として扱われるためです。

rm コマンドに限らないのですが、以下の様に指定することで対応できます。
rm -- -a
vi コマンドや touch コマンドの場合も同様です。
vi -- -a
touch -- -a

2008年9月21日日曜日

Etherealが動かない・・・と思ったら動いた

なぜでしょうか?Ethereal 0.10.6 が動いてくれない・・・色々バージョンを試したけどだめ。Prefarence を表示しようとするとエラーがでます。そのあと、VCのランタイムエラー云 々・・・。(shape.c とか pango-engine.c とか gobject.c とか・・・)

で、何度かセットアップしていると、セットアップ中の[Choose Components]画面で、標準で、‘Ethereal (GTK2 user interface)’が選択されています。これかなと思い、‘GTK-Wimp’を選択してみるけどだめでした。

それで、選択を‘Ethereal (GTK2 user interface)’から‘Ethereal (legacy GTK1 user interface)’に選択しなおしてインストールすると Prefarence が表示できるようになりました。

NirSoft freeware utilities

NirSoft - freeware utilities: password recovery, system utilities, desktop utilities

いろんなツールが置いてあります。

2008年9月15日月曜日

ISC-DHCPを特定のNICで動作させる

ISC-DCHP を特定の NIC で動作させたい場合があります。例えば、NAT ルータ的に使用した場合、内側だけに DHCP を提供したい場合等がそれです。

以下は、Red Hat Linux 9の例です。

/etc/rc.d/init.d/dhcpd で、‘daemon /usr/sbin/dhcpd ${DHCPDARGS}’という部分があります。DHCPDARGSは、/etc/sysconfig/dhcpd で設定されています。そこで、DHCPDARGS に eth1 などを設定すれば、eth1 に対してのみ DHCP が動作するようになります。

# Command line options here
DHCPDARGS=eth1
上の様に設定すれば、eth0 などからは問合せに応答しなくなります。

2008年9月14日日曜日

ノートパソコン携帯時に便利なもの

ノートパソコンを携帯する時は、以下のものを持ち歩いていると便利です。

ELECOM メガネ型のコネクタ(ノートパソコン等)電源コード 0.2m T-PCM202
ELECOM メガネ型のコネクタ(ノートパソコン等)電源コード 0.2m T-PCM202
いわゆるメガネ型コードの短いやつです。標準品は異常に長いので(というかそれくらいの長さが必要な場合もありますが・・・)持ち歩く場合は、このくらい(20cm)が適当です。

SANWA SUPPLY アダプタ用マルチコンセント TAP-B26M
SANWA SUPPLY アダプタ用マルチコンセント TAP-B26M
こちらはそのメガネ型の口から更に AC 電源を取りたい場合に使います。サンワサプライですが、Moenegallet という製品で、ダイヤテックが扱っているものと同じです。

RM 5コネマルチUSB充電コネクター FOMA/Soft Bank/au/WILLCOM/DS Lite/PSP対応 RX-JKM949WH
RM 5コネマルチUSB充電コネクター FOMA/Soft Bank/au/WILLCOM/DS Lite/PSP対応 RX-JKM949WH
ノートパソコンというわけではないですが、携帯電話、NintendoDS(DS Lite) 、PlayStationPortable(PSP) 等、いざという時にノートパソコンから充電する場合に非常に便利です。

Firefox No.011(中クリックで新しいタブを開く)

Firefoxを使っていて挙動の変化に気付きました・・・リンクを中クリック(ホイールクリック)するとリンクが新しいタブで開かれていたのですが、新しいウインドウで開くようになってしまいました。

なぜ・・・

とりあえず、ロケーション入力欄に‘about:config’と入力し、コンフィグ一覧を表示させ、それらしい設定名を探してみると ‘browser.tabs.opentabfor.middleclick’という値を発見。設定名が太字で値が‘false’になっています・・・これです。

設定名をダブルクリックすると値が‘true’に変更され、表示も通常(太字でなくなる)になります。これで元に戻りました。めでたしめでたし。

いろんなプラグインを出し入れしているので、設定が勝手に変えられているのかもしれません。ということは、こっちが勝手に戻したことで、プラグインが正常に動作しないかもしれませんけど。

2008年9月2日火曜日

ベリファイとコンペア

ベリファイとコンペアって何が違うんでしょうか。

とりあえず、BHA のサポートページの内容が一番わかりやすそうです。

BHAサポート - ベリファイとコンペアの違いは何ですか?
ベリファイとは 【verify】 - 意味・解説 : IT用語辞典

媒体に焼いた時でいうと、ベリファイは「書込んだ内容がデータとして正しいかどうか、正しく読み出せるかどうか。」で、コンペアは「書込んだ媒体の内容と元データが一致しているかどうか。」ということになりますね。

どちらかといえば、コンペアが重要だと思います。

Windows Vista Default User Profile

仕事で、Windows Vista を使う機会に遭遇しつつあります。これまで、Windows XP Professional Edition で、作成したユーザープロファイルをデフォルト保存する場合は、以下の手順で行っていました。

  1. ユーザー‘defaultuser’等でカスタマイズする。
  2. [システムのプロパティ]-[詳細設定]-ユーザープロファイル領域[設定]で、‘C:\Documents and Settings\Default User’へ‘defaultuser’等のプロファイルをコピーする。
といった具合で作業していましたが、Windows Vista では、プロファイル保存フォルダが‘C:\Documents and Settings’ではなく‘C:\Users’になっています。また、デフォルトユーザープロファイルも‘C:\Documents and Settings\Default User’ではなく、‘C:\Users\Default’(Default User ではなく Default です)になっています。

何を根拠に仕様変更されたのかわかりませんが、突然で、情報も少ないです・・・。組織で使う OS なので、XP の仕様を引き継いでもらうか、きっちり情報提供してもらいたいですね。

※一応ですが、これらの情報は以下のレジストリから辿れます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList

関連情報:
[HOW TO] ユーザー プロファイルとプログラム設定のデフォルトの場所を変更する方法

2008年8月31日日曜日

EeeBOX

EeePC のデスクトップ版がついに発売ですね。結構スタイリッシュです。

自宅サーバには最適のような気がします。ここまで格好は気にしないので、もっと安くしてもらえると・・・


 ASUS 【予約受付中】【9月13日発売】 モニタレスデスクトップパソコン EEEBOXB202-W EEEBOXB202W

2008年8月22日金曜日

Faith -est 100 (Intel Atom)

ATOM 搭載デスクトップの登場です。

-est 100 - Faith Internet shop

-est 100 ですが、Intel Atom 搭載で、自宅サーバとして使用する場合、消費電力の低減が期待できるかもしれませんね。

Intel Atom も、CPU は省電力ですが、その他が揃ってないとの情報もありますし、果たして実力の程は・・・

2008年8月18日月曜日

RARファイルの圧縮・解凍

RAR というファイルがありますが、作成するには WinRAR が必要です。

圧縮ファイルは、*.rar *.r01 *.r02 ・・・という分割形式で保存されます。WinRAR でないと作成できないようですし、おまけにシェアウェアです。圧縮においては、それほどメリットがあるのか・・・です。

ただし、解凍については、世の中には RAR 形式で圧縮されたファイルが提供されている場合があります。当然、WinRAR でも解凍できるのですが、他のツールでも解凍できます。Lhaplus でも可能ですし、Linux では、unrar といったツールもあります。

2008年8月15日金曜日

PuTTY No.002(Pageant)

PuTTY を使っているのであれば、Pageant を使わない手はありません。何をしてくれるツールかというと、鍵認証のパスワード入力を行ってくれるエージェントです。

使い方ですが、PuTTY をインストールすると一緒にインストールされるので、それを前提に説明します。

  1. Pageant を起動します。
    起動すると、タスクトレイに、ターミナルが帽子をかぶったアイコンが表示されます。
    やっぱり、‘エージェント’なので、それ風にしてあるということでしょうか・・・
    また、常に使うのであれば、[スタートアップ]に放り込んでおくといいでしょう。
  2. 鍵認証で使う鍵を Pagent へ登録します。
    この作業は、起動毎に毎回必要です。鍵が多いと面倒ですね。
    • タスクトレイの Pagent を右クリックし、[Add Key] を選択します。
    • 鍵ファイルを要求されるので、拡張子が ppk の PuTTY Private Key Files形式のファイルを選択します。(例:id_rsa.ppk)
    • [Pagent: Enter Passphrase] 画面で、選択した ppk ファイルのパスフレーズ(パスワード)を求められるので、パスワードを入力し、[OK] をクリックします。
    これで、とりあえずの準備は完了です。
  3. PuTTY でセッションを開くと、Pagent に鍵ファイルが登録済みであれば、パスワード(パスフレーズ)を入力する必要はありません。
これで、パスワード入力が軽減されました。Pagent は再起動毎に、鍵ファイルを選んで、パスワードを入力して、準備する必要があります。面倒なのですが、これが、一度登録されたら恒久的に使われるようでは、逆にセキュリティが低下してしまうので、現状の方法がいいと思います。

おまけといってはなんですが、Pagent への鍵の登録は、上記の方法でも可能えすが、PuTTY の鍵ファイル( .PPK )をダブルクリックしても、[Pagent: Enter Passphrase] 画面が表示され、パスフレーズを入力できます。(わざわざ、Pagent を起動してメニューから [Add-Key] を選択する必要はありません。)まあ、鍵ファイルが奥深いところにあったりすると、Pagent を起動してから鍵ファイルを登録したほうが早いような気もしますが。

また、これもおまけですが、Pagent 起動後は、右クリックで出てくるメニューで、Saved Session を開くと設定保存済みのセッション情報を選択し、起動できます。

PuTTY もパーフェクトというわけではないですが、環境を整えていくと結構使えます。PuTTY 自体は軽くて便利です。また、Tera Term 等に比べても安定しているように感じます。

更に余談ですが、‘ぷてぃ’と読むのではなく、‘ぱてぃ’と読むようですね。

PuTTY - Wikipedia
> PuTTY(パティ)は、Simon Tathamが開発・公開しているターミナル
>エミュレータである。 MIT Licenseのオープンソースソフトウェアである。

2008年8月8日金曜日

自宅サーバ構築 No.011(kernel update & grub)

yum の設定が終わっているので、頻繁に‘yum update’として、インストール済のパッケージをアップデートするわけですが、たまに kernel のアップデートが発生します。

kernel のアップデートは結構頻度が高いです。重要なコンポーネントですから当然と言えば当然でしょう。一般的に以下の様に grub の設定も同時に変更され、過去の kernel とアップデートされた kernel を選んで起動できるようになっています。(当然、標準は新しい kernel です。)

# pwd
/boot/grub

# cat menu.lst
# grub.conf generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE: You have a /boot partition. This means that
# all kernel and initrd paths are relative to /boot/, eg.
# root (hd0,0)
# kernel /vmlinuz-version ro root=/dev/hda2
# initrd /initrd-version.img
#boot=/dev/hda
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title CentOS (2.6.18-92.1.10.el5)
      root (hd0,0)
      kernel /vmlinuz-2.6.18-92.1.10.el5 ro root=LABEL=/
      initrd /initrd-2.6.18-92.1.10.el5.img
title CentOS (2.6.18-92.1.6.el5)
      root (hd0,0)
      kernel /vmlinuz-2.6.18-92.1.6.el5 ro root=LABEL=/
      initrd /initrd-2.6.18-92.1.6.el5.img
title CentOS (2.6.18-92.el5)
      root (hd0,0)
      kernel /vmlinuz-2.6.18-92.el5 ro root=LABEL=/
      initrd /initrd-2.6.18-92.el5.img

2008年8月3日日曜日

自宅サーバ構築 No.010(TCP Wrapper)

何も設定されていない TCP Wrapper ですが、まずはお決まりの設定だけ実施しておきます。hosts.deny で ALL:ALL を指定しておきます。

ここで、hosts.allow に何も指定していないと、すべて拒否することになってしまいます。ですので、ssh での接続だけは許す為に、ローカルネットワークからの ssh だけ許可するために、hosts.allow に ssh:10.0.0. とローカルネットワークアドレスを指定ておきます。

#/etc/hosts.allow
sshd: 10.0.0.

#/etc/hosts.deny
ALL:ALL
設定は、ファイル編集後、即時反映されます。ゆるやかに設定するのであれば、許可(hosts.allow)を設定し、拒否(hosts.deny)を設定するという順で設定したほうがいいでしょう。

誤って、hosts.allow の記述を削除しただけで、sshd:10.0.0. と追加し忘れると、ssh による接続すらできなくなるので、hosts.allow / hosts.deny を編集する場合、ssh セッションを残したままで、狙い通りの設定になっているか確認したほうがいいでしょう。

xinetd は、セッション開設時のチェックになるので、接続済のセッションは影響されません。

(もう少し設定を続けます・・・)

2008年8月1日金曜日

Firefox No.010(FoxSaver)

一見、何の意味もなさそうな Add-ons ですが、名前の通り、Firefox で使う Screen Saver です。しかも、Firefox のブラウジング画面を隠してくれる機能で、はっきり言って、スクリーンセーバー(画面を守る)ではありません。

FoxSaver :: Firefox Add-ons

あえていうと、自身のプライバシーを守ってくれるでしょうか。閲覧していたページを隠してくれますから・・・

標準で付いている写真群もなかなか面白いものが多く、特に画像等を準備しなくても結構楽しめます。

一つだけ戸惑ったことがあります。インストール後、Firefox を使っていると、突然 Google が表示されるようになったことです。丁度、FoxSaver インストールと同じ時期に Google ツールバー(Toolbar)の設定を変更したので、それが影響していると思いましたが、全く関係ありませんでした。

結局、以下の様に、[フォト選択]タブで、‘ウェブページURL’をチェックして、Google の URL が指定してあったためでした。FoxSaver が一定時間が経過するとウェブページ(WebPage)を表示していたのです。なるほどね・・・



この設定に気付くのに3日程掛ってしまいました。

2008年7月24日木曜日

自宅サーバ構築 No.009(パケットフィルタ )

順番が逆ですが、公開する前にいわゆるパケットフィルタ系の設定をしておく必要があります。基本は TCP Wrapper と xinetd による対策と、iptables(Netfilter) による対策です。

それぞれの関係ですが、TCP Wrapper で判定された通信が、xinetd に渡されます。また、TCP Wrapper に渡る前に、iptables で判定されるようになっています。

外から入ってくるパケットは、iptables → TCP Wrapper → xinetd というルートで目的のアプリケーション(ssh/telnet/ftp 等)と通信します。

初期状態で、CentOS 5.2 の iptables は以下の状態です。

# iptables -L
Chain INPUT (policy ACCEPT)
target prot opt source destination
RH-Firewall-1-INPUT all -- anywhere anywhere

Chain FORWARD (policy ACCEPT)
target prot opt source destination
RH-Firewall-1-INPUT all -- anywhere anywhere

Chain OUTPUT (policy ACCEPT)
target prot opt source destination

Chain RH-Firewall-1-INPUT (2 references)
target prot opt source destination
ACCEPT all -- anywhere anywhere
ACCEPT icmp -- anywhere anywhere icmp any
ACCEPT esp -- anywhere anywhere
ACCEPT ah -- anywhere anywhere
ACCEPT udp -- anywhere 224.0.0.251 udp dpt:mdns
ACCEPT udp -- anywhere anywhere udp dpt:ipp
ACCEPT tcp -- anywhere anywhere tcp dpt:ipp
ACCEPT all -- anywhere anywhere state RELATED,ESTABLISHED
ACCEPT tcp -- anywhere anywhere state NEW tcp dpt:ssh
REJECT all -- anywhere anywhere reject-with icmp-host-prohibited
REJECT は、reject-with icmp-host-prohibited の1行だけで、適切なエラーだけです。また、RH-Firewall-1-INPUT は、INPUT と FORWARD で使用されています。極々最低限の定義で、ほとんど許した後に、それ以外を拒否としているルールなので、iptables を適用していない状態と、ほとんど変わりません。

TCP Wrapper の初期設定は以下の状態です。
# cat /etc/hosts.allow
#
# hosts.allow This file describes the names of the hosts which are
# allowed to use the local INET services, as decided
# by the '/usr/sbin/tcpd' server.
#

# cat /etc/hosts.deny
#
# hosts.deny This file describes the names of the hosts which are
# *not* allowed to use the local INET services, as decided
# by the '/usr/sbin/tcpd' server.
#
# The portmap line is redundant, but it is left to remind you that
# the new secure portmap uses hosts.deny and hosts.allow. In particular
# you should know that NFS uses portmap!

何も定義されていません。

iptables や TCP Wrapper は、例を元に、だいたいで設定をすることが多いのですが、ちょっと時間を掛けて、設定をじっくりやります。

2008年7月21日月曜日

自宅サーバ構築 No.008(ClamAVインストール)

Linux でも、アンチウイルスソフトは必要ということで、ClamAV(Clam AntiVirus) をインストールします。

既に、yum のリポジトリを追加してあるので、追加したリポジトリからインストールします。今回は DAG(RPMForge) を使用します。DAG 以外のリポジでは、clamav という名前で提供されているのですが、DAG では、clamd という名前で、複数パッケージがセットになっています。

いろんなサイトでも、clamd でのインストール例が掲載されていますので、そちらに合せてインストールします。

  1. インストール
    # yum --enablerepo=rpmforge install clamd
    * clamd/clamav/clamav-db がインストールされます。
  2. ClamAV起動
    # service clamd start
    Starting Clam AntiVirus Daemon: [ OK ]
    ちなみに、chkconfig はインストール直後で、以下の設定(on)になっています。
    # chkconfig --list clamd
    clamd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
  3. ウイルスパターンアップデート
    # freshclam
  4. その他

2008年7月20日日曜日

自宅サーバ構築 No.007(yumリポジトリ設定)

yum の初期設定では、当たり前ですが、標準のリポジトリしか設定されていません。なので、いくつかのリポジトリは予め追加しておきます。

参考:Computer - CentOSのリポジトリを増やす

EPEL - FedoraProject
* How can I install the packages from the EPEL software repository?

# su -c 'rpm -Uvh http://download.fedora.redhat.com/pub/epel/5/i386/epel-release-5-3.noarch.rpm'
:
# su -c 'yum -y install foo'

以下の通り、リポジトリが追加されます。
# ls -l epel*
-rw-r--r-- 1 root root 1054 4月 26 03:08 epel-testing.repo
-rw-r--r-- 1 root root 954 4月 26 03:08 epel.repo
DAG: RPM packages for Red Hat, RHEL, CentOS and Fedora
# rpm -Uvh http://dag.wieers.com/rpm/packages/rpmforge-release/rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm
# rpm --import http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt

上記のようにしてもエラーが発生してしまいます。HTTP で失敗しているようです。wget してからrpm コマンドを実行します。

# wget http://dag.wieers.com/rpm/packages/rpmforge-release/rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm
# rpm -Uvh rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm
# wget http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt
# rpm --import RPM-GPG-KEY.dag.txt

以下の通り、リポジトリが追加されます。
# ls -l *rpmforge*
-rw-r--r-- 1 root root 684 3月 9 2007 mirrors-rpmforge
-rw-r--r-- 1 root root 428 3月 9 2007 rpmforge.repo

一般的に DAG/RPMforge は、disable(enable=0)にしておくようなので、変更します。

# vi rpmforge.repo
:
#enabled = 1
enabled = 0
:

Safari for Windows

Safari って、Windowsでは、まだ第三勢力にも満たないと思うのですが、iTune をインストールした際に、同時にインストールされた Apple Software Update によって、Safari のインストールが促されたので、インストールしてみました。

アップル - Safari - ダウンロード

そもそもインストールしていないソフトウェアのアナウンスをするのはおかしいと思うのですが・・・

まあ、それはさておき、「それなりに使えます。」というのが感想です。

とりあえず、プロキシを頻繁に変更する使い方をする私にとって、IE のプロキシ設定をそのまま引き継いでいるのは、いい仕様です。これで、使用するための敷居が低くなったので、ちょくちょく使ってみようと思います。

ただ、Apple のコマーシャルページは、かなりいい加減です。ある意味、これが Apple の素晴らしさなのかも・・・

  1. 圧倒的なパフォーマンス
    SafariはMacとWindows PCで動作する最速Webブラウザです
    最速は言いすぎでしょう。

2008年7月19日土曜日

自宅サーバ構築 No.006(必要なツールの導入)

準備作業が多いですが、必要なツールのインストールはやってしまいます。

  1. screen
    • インストール可能か確認
      # yum info | grep -i ^name | grep -i screen
      Name : gnome-screensaver
      Name : screen
      Name : xfce4-screenshooter-plugin
      Name : xscreensaver
      Name : xscreensaver-base
      Name : xscreensaver-extras
      Name : xscreensaver-extras-gss
      Name : xscreensaver-gl-base
      Name : xscreensaver-gl-extras
      Name : xscreensaver-gl-extras-gss
    • インストール
      # yum install screen
  2. compress
    # yum install ncompress
  3. ntp
    # yum install ntp

    # vi /etc/ntp.conf
    :
    #server 0.centos.pool.ntp.org
    #server 1.centos.pool.ntp.org
    #server 2.centos.pool.ntp.org
    ntp.jst.mfeed.ad.jp
    :

    # ntpdate ntp.jst.mfeed.ad.jp

    # chkconfig --list ntpd
    ntpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
    # chkconfig ntpd on
    # chkconfig --list ntpd
    ntpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off

    # /sbin/service ntpd start
    ntpd を起動中: [ OK ]
  4. その他

自宅サーバ構築 No.005(SELinux無効)

SELinuxは、Red Hat Enterprise Linux、Fedora、CentOS 等では、標準でインストールされます。ファイルシステムもそれ用になっています。本来なら、インストールするかどうかを選択できるといいのですが、インストールされてしまいます。

でも、使いたくありません。随分こなれてきましたが、使わないといけない必然性はありません。

とりあえず、以下の手順で、無効にしておきます。

  1. SELinux の状態を確認
    # cat /etc/sysconfig/selinux | grep ^SELINUX=
    SELINUX=enforcing ← enforcing であれば有効状態です。
    # getenforce ← コマンドでも確認可能です。
    Enforcing
  2. /etc/sysconfig/selinux を編集
    # vi /etc/sysconfig/selinux
    :
    SELINUX=disabled ← enforcing を disabled に変更
    :
    以下の方法で、
    # sed -i 's/SELINUX=enforcing/SELINUX=disabled/g' /etc/sysconfig/selinux
  3. システム再起動
    # shutdown -r now
  4. SELinux の状態を確認(システム再起動後)
    # cat /etc/sysconfig/selinux | grep ^SELINUX=
    SELINUX=disabled ← disabled であれば無効状態です。
    # getenforce ← コマンドでも確認可能です。
    Disabled

自宅サーバ構築 No.004(yum設定)

とりあえず一休みというわけではないのですが、最少構成のため、これから必要なパッケージは全てインストールしていくことになります。ということで、yum の設定を済ませておきます。

  1. yum の キャッシュディレクトリを掃除
    # yum clean all
    Cleaning up Everything
  2. yum-fastestmirror をインストール
    fastestmirror で最もアクセスしやすいミラーサイトを自動選択してくれるようになります。
    # yum install yum-fastestmirror
  3. アップデート可能なパッケージをすべて更新
    最少構成でも結構時間が掛かります。
    # yum update
まずは、このくらいでいいでしょう。標準のリポジトリにないパッケージをインストールしたりする場合、リポジトリを変更したりする必要がありますが、それは後程ということで。

2008年7月18日金曜日

自宅サーバ構築 No.003(Wheel設定)

SSHでのログインを、root ログイン禁止、パスワード認証禁止、公開鍵認証のみ許可設定しましたが、もうひと工夫必要です。

一般ユーザで、root になれるユーザを制限することで、悪意をもった一般ユーザが root に昇格することを避けるため、指定したユーザのみ root になれるようにします。一般的にいう Wheel 設定です。

  1. wheel グループへ一般ユーザ(hoge)を追加
    # cat /etc/group | grep wheel
    wheel:x:10:root
    # usermod -G wheel hoge
    # cat /etc/group | grep wheel
    wheel:x:10:root,hoge
  2. PAM設定
    /lib/security/pam_wheel.so が存在することを確認します。
    存在しない場合、インストールが必要です。
    # vi /etc/pam.d/su
    :
    #auth required pam_wheel.so use_uid
    auth required pam_wheel.so use_uid ← コメントを外す
    :
    特にシステム再起動などを行わなくても、設定は反映されます。
これで、特定のユーザ以外は root になれません。Linux は標準状態で多くのユーザが追加されており、パスワード設定などされていないので、原則使えないので問題は少ないのですが、それらのユーザがクラックされて、そこから root に昇格なんてことは最小限にできます。

弱点と言えば、/etc/group を眺めると root になれるユーザがわかってしまうということでしょうか。

2008年7月17日木曜日

TeraTerm No.001(自動的に終了しない)

TeraTerm の初期設定は、セッションが切断されると TeraTerm のウインドウが終了してしまいます。ログイン時のちょっとした間違い(IPアドレス、パスワードなど・・・)でも終了されてしまうのですが、再度、ログインしたい場合は、非常に不便です。その場合、以下の設定をしておくことで、セッション切断時にウインドウを終了しないようになります。

  • TeraTerm で、[設定]-[TCP/IP]を選択します。
  • [Tera Term: TCP/IP設定]画面で、‘自動的にウィンドウを閉じる’のチェックを外し、[OK]をクリックします。
  • 設定した内容を次回以降も継続して使いたい場合は、[設定]-[設定の保存]を選択し、設定を保存しておきます。(通常は TERATERM.INI を上書きします。)

2008年7月16日水曜日

自宅サーバ構築 No.002(SSH設定)

とりあえずCentOSをインストールし終わりましたが、当然、このままでは公開できません。まずは、いくつかセキュリティ面で設定する必要があります。

まずは、SSHに必要な設定を行います。

  • rootでのログインを禁止する
  • パスワード認証を禁止する
  • 公開鍵認証のみ許可する
まず、インストール直後は、SSHがインストールされており、リモートからrootでログイン可能な状態なので、リモートからrootでログインします。

※以下、PuTTYで操作しています。

以下の通り、最初は警告が表示されますが、そのまま[はい]をクリックします。


  1. root 以外のユーザーを作成
    rootでのログインを禁止するわけですから、root以外のユーザーを作成する必要があります。
    # useradd -d /home/hoge -c HOGE -u 1001 hoge
    # passwd hoge
    Changing password for user hoge.
    New UNIX password:
    Retype new UNIX password:
    passwd: all authentication tokens updated successfully.
  2. root でのログインを禁止
    以下の設定を実施し、rootでログインできないこと、作成したユーザーでログインできることを確認します。
    # vi /etc/ssh/sshd_config
    :
    #PermitRootLogin yes ← 標準はデフォルトがyes
    PermitRootLogin no
    :

    # service sshd restart ← 設定反映
    sshd を停止中: [ OK ]
    sshd を起動中: [ OK ]
  3. 公開鍵作成
    パスワード認証を禁止する前に公開鍵認証を設定します。公開鍵認証前にパスワード認証を禁止するとログインできなくなっていまいますから・・・ :-)
    $ ssh-keygen -b 2048 -t rsa -C hogehoge
    Generating public/private rsa key pair.
    Enter file in which to save the key (/home/hoge/.ssh/id_rsa):
    Created directory '/home/hoge/.ssh'.
    Enter passphrase (empty for no passphrase):
    Enter same passphrase again:
    Your identification has been saved in /home/hoge/.ssh/id_rsa.
    Your public key has been saved in /home/hoge/.ssh/id_rsa.pub.
    The key fingerprint is:
    xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx hogehoge
  4. 公開鍵を authorized_keys へ追加
    $ cat $HOME/.ssh/id_rsa.pub >> $HOME/.ssh/authorized_keys
    $ chmod 600 authorized_keys ← パーミッションを600に変更
    $ ls -l authorized_keys
    -rw------- 1 centuser centuser 398 7月 17 09:20 authorized_keys
    $ rm id_rsa.pub ← 不要なので削除
  5. id_rsa を保存
    id_rsa をターミナルソフトを起動するクライアントへ保存します。これがなくなってしまうと公開鍵の作成からやり直しになるので要注意です。
  6. id_rsa の変換(PuTTY の場合)
    TeraTerm 等では、id_rsa がそのまま使えるので、変換は特に必要ありません。PuTTY の場合は必要になるので、以下の通り変換しておきます。
    • PuTTYgen を起動します。
    • [PuTTY Key Generator]画面で、[Conversions]-[Import key]で保存した id_rsa を開きます。
    • [PuTTYgen: Enter Passphrase for key]画面で、パスフレーズを入力します。
    • [PuTTY Key Generator]画面で、[Save private key]をクリックし、id_rsa.ppk を作成します。
  7. ターミナルソフトで公開鍵認証で接続
    ターミナルソフトで公開鍵認証で接続できることを確認します。
  8. パスワード認証を禁止
    公開鍵認証での接続が成功することを確認して、パスワード認証を禁止します。
    設定後、パスワード認証できないことを確認します。
    # vi /etc/ssh/sshd_config
    :
    #PasswordAuthentication yes ← 初期設定では yes なのでコメントアウト
    PasswordAuthentication no
    :

    # service sshd restart ← 設定反映
    sshd を停止中: [ OK ]
    sshd を起動中: [ OK ]
これで、リモートからは、root 以外のユーザーで、公開鍵認証の設定可能なターミナルからのみログインできるようになりました。

ひとつ気になるのは、PuTTY でパスワード認証をチャレンジすると
No supported authentication methods available
と表示されて、拒否されます。動作は満たしていますが、パスワード認証を禁止しているということがわかってしまいます。これはできれば隠匿したいですね。パスワード認証時のエラーを返すほうがいいと思いますが、そういう動作をさせると問題あるんでしょうかね。

PuTTY No.001(できるだけマウスを使わない)

PuTTYを使っていると不便なことがいくつかあります。ターミナルソフトとしての基本はできているのですが、シンプル故に何とやらです。

標準の設定のままではマウスを多用しなければいけません。なので、以下が、できるだけマウスを使わないようにするための設定です。

  • システムメニューの表示
    システムメニューは頻繁じゃないですが、‘新しいセッション’、‘セッションの複製’、‘フルスクリーン’そして、‘設定の変更’と使うメニューは多いです。しかし、このシステムメニューは、ウインドウの左上をマウスでクリックしなければなりません。そこで、システムメニューを[Alt]+[Space]で表示できるようにします。
    1. PuTTY起動時に表示される[PuTTY Configuration]画面で設定します。
    2. [カテゴリ]-[ウインドウ]-[動作]で、以下の項目をチェックします。
      ■ALT-Space でシステムメニューを表示する
      ■Alt-Enter でフルスクリーンにする
  • ペースト(貼り付け)
    この手のターミナルソフトは、マウスの右クリックで、クリップボードの内容を貼り付けることができます。そして、同様の操作が[Alt]+[v]等のショートカットでペーストできますが、PuTTYでは、それができません。かつ、いわゆるメニューがないので、ショートカットが明示されていないので、分かりづらいのですが、[Shift]+[Ins]でペースト可能です。一応、ヘルプにも以下の通り記述があります。
    A.6.6 How do I copy and paste between PuTTY and other Windows applications?

    Copy and paste works similarly to the X Window System. You use the left mouse button to select text in the PuTTY window. The act of selection automatically copies the text to the clipboard: there is no need to press Ctrl-Ins or Ctrl-C or anything else. In fact, pressing Ctrl-C will send a Ctrl-C character to the other end of your connection (just like it does the rest of the time), which may have unpleasant effects. The only thing you need to do, to copy text to the clipboard, is to select it.

    To paste the clipboard contents into a PuTTY window, by default you click the right mouse button. If you have a three-button mouse and are used to X applications, you can configure pasting to be done by the middle button instead, but this is not the default because most Windows users don't have a middle button at all.

    You can also paste by pressing Shift-Ins.

2008年7月15日火曜日

自宅サーバ構築 No.001(CentOSインストール)

特に何をするわけでもないのですが、自宅サーバを構築してみたいと思います。

あまったPCが1台あるので、構築してみます。電気代が思った以上に掛かるようなら運用しないかもしれません。その程度の意気込みです。 :-)

サーバ用途なので、まずは最少インストールです。以下のページを参考にしました。

CentOS5 インストール方法

以下、netinstall版のCDを使用しています。

  1. boot: で [Enter] を押します。
  2. [Choose a Language]画面で、‘Japanese’を選択し、[OK]を押します。
  3. [Language Unavailable]画面で、[OK]を押します。
  4. [Keyboard Type]画面で、‘jp106’を選択し、[OK]を押します。
  5. [Installation Method]画面で、‘FTP’を選択し、[OK]を押します。
  6. [Networking Device]画面で、使用するNICを選択し、[OK]を押します。
  7. [Configure TCP/IP]画面で、以下の通り設定し、[OK]を押します。
    [*] Enable IPv4 support
    (*) Manual configuration
  8. [Manual TCP/IP Configuration]画面で、IPv4 address、Gateway、Name Serverを設定し、[OK]を押します。
  9. [FTP Setup]画面で、以下の通り設定し、[OK]を押します。
    FTP site name: ftp.riken.jp
    CentOS directory: /Linux/centos/5/os/i386
  10. [次]をクリックします。
  11. パーティション設定で、‘カスタムレイアウトを作成します。’を選択し、[次]をクリックします。
  12. 適当にパーティションを設定し、[次]をクリックします。
  13. ブートローダ設定で、‘GRUBブートローダは、/dev/hda 上にインストールされます。’を選択し、[次]をクリックします。
  14. ネットワークの設定で、FTPサイトを指定した時の設定が引き継がれているので、ホスト名以外は、そのままで、[次]をクリックします。ホスト名は、適当に設定します。
  15. 時刻設定で、‘アジア/東京’を選択し、‘システムクロックでUTCを使用’をチェックし、[次]をクリックします。
  16. パスワード設定で、適当なパスワードを指定し、[次]をクリックします。
  17. パッケージ選択画面で、すべてのチェックを外し、‘今すぐカスタマイズする’を選択し、[次]をクリックします。
  18. パッケージ選択画面で、以下の通りパッケージを選択し、[次]をクリックします。
    • アプリケーション
      ■エディタ
    • 開発
      ■開発ツール
    • ベースシステム
      ■ベース (firstboot-tuiを明示的に外す)
      ※firstboot-tuiは、最初にCentOSのセットアップをするためのパッケージ
    • 言語
      ■イギリス語のサポート
      ■日本語のサポート
  19. [次]をクリックします。
  20. [再起動]をクリックします。
インストールとしては、以上です。パッケージの内容等は精査できていないので、インストール後の設定で、追加設定をしながら確認します。

2008年7月13日日曜日

Windows仮想デスクトップ No.002(VirtuaWin)

VirtuaWinのオプション設定ですが、ホットキーの設定だけは、標準では足りないので、追加で設定が必要だと思います。

以下、設定例です。


Move to next
Move to previous
Move to desktop 1
Move to desktop 2
Move to desktop 3
Move to desktop 4

上の4つを追加しています。標準だと、ワークスペースの切り替えが、Left、Right、Up、Downしかりませんが、ここが足りません。(desktop # の指定は、ワークスペース分必要です。)

VirtuaWin - Virtual Desktops for Windows

Windows仮想デスクトップ No.001(VirtuaWin)

Windowsのデスクトップは使えば使う程、狭く使いにくくなるわけですが、そういった場合、仮想デスクトップを使うとデスクトップの整頓がしやすくなります。そこで、おすすめは、VirtuaWinです。

VirtuaWin - Virtual Desktops for Windows

軽いですし、動作も問題ないです。プラグインも多数あるようです。

とりあえず、以下の設定はしておいたほうがいいと思います。

  • [General]-[Enable desktop wrapping] Check
    この設定をしないと、ホットキーによる切り替えがサイクリックに行われないので不便です。
    この設定をしておくと、左端まで切り替えて、更に左へ切り替えると右端に戻るようになります。

2008年7月11日金曜日

ssh鍵認証 No.001(Linuxで鍵作成)

sshで鍵認証する場合の一例です。

  1. ssh-keygen で id_rsa と id_rsa.pub を作成します。
    適当なパスフレーズを入力して作成します。
    ssh-keygen -t rsa -b 2048
  2. id_rsa.pub を authorized_keys に追加します。
    cat $HOME/.ssh/id_rsa.pub >> $HOME/.ssh/authorized_keys
  3. id_rsa を 接続するターミナルソフト側で読み込みます。
    • PuTTYでは、id_rsa を PuTTYgen で private key として保存します。
  4. ターミナルソフトで接続時に id_rsa を指定して接続します。
    • PuTTYでは、private key として保存した、id_rsa.ppk 等を指定します。
    • TeraTermでは、id_rsa をそのまま鍵として指定します。
ちなみに、鍵認証を利用するメリットは、何でしょうか。まあ、「鍵を持ってないと認証を受けられない」という当たり前のことに加え、パスワードがネットワーク上を流れないことでしょうか。パスワードがネットワーク上を流れないことについては、sshを使っている時点で、暗号化されている為、個人的には必要十分だと思いますが、それよりもセキュリティ的には堅牢です。(解読対象がネットワークを流れないわけですから。)

といってしまうと、確かに鍵認証は、パスワード認証に比べて、より強固なセキュリティを提供してくれるわけですが、大きな落とし穴があります。それは、パスワード認証と併用していると、鍵認証よりも低いセキュリティレベルの認証ができてしまい、パスワード認証可能な環境であれば、「鍵を持っていなくても認証ができる」→「誰でもアタックできる」状態となってしまいます。

以下の様に、sshd_config で、パスワード認証を禁止しておかないとメリットは半減です。
PasswordAuthentication no

2008年7月6日日曜日

Firefox No.009(Stylish)

Y's Weblog B-Site: Firefox No.007(Gmailを固定ピッチで表示する)であったようなスタイルシートの編集には、Stylishが便利です。

Stylish :: Firefox Add-ons

このアドオンで、わざわざ深い階層のファイルを探して、作って、編集しなくても、URL毎(mail.google.comなど)に簡単にスタイルシートを設定できます。

また、‘このページのスタイルを検索’を使うと、表示中のページのスタイルシートで投稿されたものが参照できます。ほとんどが海外の情報なので、固定ピッチ、等幅なんてのは出てきません。たとえば、楽天なんかを表示して、検索してもNot styles found.です。

2008年7月4日金曜日

Thunderibird No.031(添付ファイルのアイコンを小さくする)

Thunderbirdで添付ファイルがアイコンで表示されますが、標準では大きめです。これを小さくする方法は以下の通りです。

  1. [ツール]-[オプション]を選択します。
  2. [オプション]画面-[詳細]-[一般]タブで、[設定エディタ]をクリックします。
  3. [about:config]画面で、‘フィルタ’に‘mailnews.attachments.display.largeView’を入力します。
  4. 表示された‘mailnews.attachments.display.largeView’をダブルクリックし、設定を以下の通り変更します。
    ‘true’→‘false’

家庭用UPSの選択

まず、家庭でUPSがいるのかどうかという点からして?ではありますが、あるに越したことはないです。

実際、これから雷の季節ですし、突然、瞬断も増えると思います。そんな時は、UPSがあれば・・・です。ノートブックパソコンなら関係ないわけですが。

OMRON BX35F 無停電電源装置(UPS)
OMRON BX35F 無停電電源装置(UPS)

この製品は、価格もそこそこ、容量もそこそこ、使い勝手もそこそこと及第点です。10,000円程度ですが、バッテリモジュールのホットスワップにも対応していますし、ユーティリティソフトもPowerAct Proが付属しています。PowerAct ProはLinuxにも対応しています。

BX50Fという上位モデルもありますが、バッテリは何れへたるもんですから、必要な容量からして、BX35Fで十分だと思います。

2008年7月2日水曜日

forを一行で書く

シェルでfor文を一行で書くと結構便利です。

基本は以下のように書くわけです。何らかの連続した動作をさせる時に重宝します。

for i in 1 2 3 4; do date; echo $i; done
例えば、そのままですが、決められたことを順番に動作させる場合、こんな感じです。
  • abc def ghi と順に表示
    $ for i in abc def ghi; do echo $i; done
    abc
    def
    ghi
  • host01 から host10 まで ping を発行
    $ for i in `seq -f "host%02.0f" 1 10`; do ping -c 1 $i; done
セミコロンの位置がややこしいですが、do と done の前にセミコロンと覚えておくとわかりやすいです。

2008年6月25日水曜日

Thunderbird No.030(Quicktextでルーラー機能)

ルーラー機能がないという致命的な欠陥(といえばいい過ぎ・・・)を抱えているThunderbirdですが、Thunderbird 用拡張機能にあるRulerrrrrでルーラー機能を使えるのですが、ライセンス上はビジネスユースでは使えない・・・のです。

ユーザは、非営利かつ個人的な目的に限り、本製品を対応製品にインストールし、無償でご利用いただくことができます。
といった一文が掲載されています。会社では使えないですよね・・・

やはり、ルーラー機能は必要です。ないと日本人としてメールが書けません。日本語メールは桁揃えが重要ですし、受ける人も結構意識しているもんです。

ですから、ルーラー機能は必要なんです。というわけで、ルーラー機能を備えたアドオンを探していましたが、ありませんねぇ・・・

まあ、ルーラーがない状態でも、以下の通り、‘プレーンテキストメッセージを○文字で改行する’を適当な文字数に設定することで、ルーラーがなくても何とかなっていました。



しかし、改行文字数の設定が簡単に切り替えられないThunderbirdの場合、どうしても改行したくないメールを書くことを想定すると、「改行しない」設定で使うほうがいいので、改行を‘0’文字と設定して、改行しないよう設定し、手動で必要に応じて改行するようにしました。



となると、自分で改行していかないといけないので、ルーラーが必要になってきました。

でも、適当なアドオンはないので、QuickTextで桁数の目安となるテキストを挿入することで、ルーラー機能を代替しています。

やり方は以下のスケールとなる以下のようなテキストを設定し、必要に応じて、QuickTextのショートカットでテキストを表示し、改行位置を確認し、確認が終わったら、[Ctrl]+[z]で表示されたテキスト行を削除するという方法です。
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+----8

2008年6月24日火曜日

シェルで配列を使う No.003

シェルで配列を使う際、要素でソートする場合、以下のようにするのですが、

HOGE2=(`echo ${HOGE[*]} | sed 's/\s/\n/g' | sort`)
これだと、確かにソートされるのですが、数字としては、うまく処理されません。そこで、以下の通り、一旦、ゼロ付数字に変換してやることで、正常にソートされます。
  • 正常にソートされない
    要素が 1 5 11 2 3 21 31 22 だとすると、以下のようになってしまいます。
    1 11 2 21 22 3 31 5
  • ゼロ付数字に変換してソートする
    要素を 01 05 11 02 03 21 31 22 に変換してソートします。
    # ゼロ付でソート
    HOGE2=(`printf "%02.0f\n" ${HOGE[*]} | sort | sed 's/\n/ /g' | sed 's/\s+$//g'`)
    # ゼロを取り除く
    HOGE3=(`printf "%.0f " ${HOGE2[*]}`)
    1 2 3 5 11 21 22 31
余談ですが、sed で 半角スペースを扱う時は、"\s" と表現しますが、場合によっては、"\ " としないといけない場合があります。なぜかは理解できていません。

2008年6月21日土曜日

Firefox No.008(You were denied acces)

Firefoxを3にバージョンアップして、最初の接続時に以下のメッセージが出力されるようになりました。

Forbidden
You were denied access because:

Access denied by access control list.

いろいろ調べてみると、以下のMicrosoftとGoogleのページが引っ掛かりました。

"403 Forbidden - access denied " というエラーが表示されるのはなぜですか。 - Picasa と Picasa ウェブ アルバム ヘルプ

Web ページを開くときに "Access Denied By Access Control List" というエラー メッセージが表示される

どちらも、「プロバイダ(ISP)のせいで、そうなることがあるから、もう一度アクセスしなおしてください。影響ないです。」といった回答になっています。まあ、確かにそうなんですが。

IEならそうはならないのと、Firefoxを3にしてから発生しているので、PC側になんらかの問題があるはずですが・・・原因はわかりません。とりあえず、そのままもう一度、リロードすると問題ないので、深くは追求していません。

Firefox No.007(Gmailを固定ピッチで表示する)

Gmailですが、非常に便利で重宝します。モバイルでチェックできますし、容量も5GBちかく使えます。ただ、メール本文などが、プロポーショナルフォントで表示されるようになっており、メーラーとしては少々使いづらいです。

そこで、Firefoxで固定ピッチフォントに切り替える方法です。(※ローカルのスタイルシート情報を編集する方法で、環境毎に設定が必要です。)

以下、手順です。

  1. C:\Documents and Settings\%USERNAME%\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\abcdefg.default\chrome にある、userContent-example.cssをコピーし、userContent.cssを作成します。(Customizing Mozzila
  2. 以下の内容を追記します。
    @-moz-document domain(mail.google.com) {

        .ArwC7c {
            font-size: small !important;
            font-family: monospace !important;
            line-height: 1.2 !important;
        }
        textarea {
            font-family: monospace !important;
        }

    }

2008年6月19日木曜日

Firefox No.006(FoxyProxy)

次世代ブラウザ Firefox - 高速・安全・自由にカスタマイズ

SwitchProxy Tool :: Firefox Add-ons
FoxyProxy :: Firefox Add-ons

Firefoxを3へバージョンアップしたところ、案の定、いくつかのアドオンが使えなくなりました。その中に、とっても重要なアドオンSwitchProxyがありました。正直これは困ります。

とりあえず、旧バージョンしか対応していないxpiファイルを編集しましたが、これまでのようにうまくインストールされません。

仕方なく、別のアドオンを使うことにしました。とりあえず、良さそうなFoxyProxyをインストールして使っています。かなり高度なことができるようですが、使いこなせていません。とりあえず必要なプロキシを指定している程度の使い方です。

凝った使い方は、別の機会に・・・

2008年6月17日火曜日

シェルで配列を使う No.002

なんでもかんでもシェルでやってしまおうとすると、配列を扱うことが多くなり、配列による複雑な処理が増えてきます。

配列全体を表示する時は、echo ${HOGE[*]} としたりするのですが、そうすると配列の要素がブランク区切りで表示されます。

echo ${HOGE[*]}
a b c d e f g h i j k 1 1 1 1 2 2 2 a b c x y z
いろんな処理をしていると、重複した要素をまとめたいことがあります。また、要素をソートしたい場合もあります。以下、それらの方法です。

  1. 重複した要素をまとめる
    sort と uniq を使いたいので、配列の要素列をスペースを改行に変換します。
    HOGE2=(`echo ${HOGE[*]} | sed 's/\s/\n/g' | sort | uniq`)
  2. 要素をソートする
    1.の例とほとんど同じで、uniqが無いだけです。
    HOGE2=(`echo ${HOGE[*]} | sed 's/\s/\n/g' | sort`)

2008年6月15日日曜日

exprで掛算する場合

exprで四則演算する場合に嵌ってしまうところです。

exprの文法では、+、-、*、/で加減乗除を行うわけです。例えば、シェルスクリプトの中では、カウンタ変数の足算が最もポピュラーな使い方ではないでしょうか。以下のようにやりますね。

cnt=0
while [ #{cnt} -lt 10 ]
do
cnt=`expr ${cnt} + 1`
done
これと同様に減算、除算はできてしまいますが、乗算(掛算)はうまくいかない場合があります。すぐに気付くのですが、‘*’はメタキャラクタとして扱われて、シェルスクリプトが実行されているカレントディレクトリなどが展開されてしまいます。
[NG]
hoge=`expr ${hoge} * 10`
[OK]
hoge=`expr ${hoge} '*' 10`
hoge=`expr ${hoge} "*" 10`
hoge=`expr ${hoge} \* 10`
‘うまくいかない場合がある’と表現したのは、[NG]の書き方でもうまくいく場合があるからです。シェルやそのバージョンなどの環境によるのかもしれませんが、ダメな場合があるので、念のため囲んでおいたほうがいいでしょう。

2008年6月14日土曜日

シェルで配列を使う No.001

シェルスクリプトでも、一般的なプログラミング言語と同様に配列変数を使えます。

使い方は簡単で、値を複数代入することで、配列変数となります。ただし、この簡単さ故に、規則的にコーディングしないと、配列なのかどうかわからなくなってしまったりします。

  1. 初期化
    必須というわけではないですが、一応行っておいたほうが無難でしょう。
    HOGE=()
  2. 初期化(代入)
    ()で初期化すると値は何も入っていない状態ですが、値を代入しながら初期化することも可能です。(括弧で括って、スペースで区切ります。)
    HOGE=(a 1 bcd 123)
  3. 参照(1)
    代入してある値を参照する方法です。

    一つ一つ値を参照
    echo ${HOGE[0]} ${HOGE[1]} ${HOGE[2]}
    a 1 bcd
    まとめて参照
    echo ${HOGE[*]}
    a 1 bcd 123
  4. 参照(2)
    ちょっと変わった参照方法です。

    文字数を参照 (変数名の先頭に#をつけて、要素を指定します。)
    echo ${#HOGE[2]}
    3
    要素数を参照 (変数名の先頭に#をつけて、全要素‘*’を指定します。)
    echo ${#HOGE[*]}
    4
入門UNIXシェルプログラミング―シェルの基礎から学ぶUNIXの世界
入門UNIXシェルプログラミング シェルの基礎から学ぶUNIXの世界

図解でわかるLinuxシェルスクリプト・正規表現
図解でわかるLinuxシェルスクリプト・正規表現

2008年6月10日火曜日

cutでデリミタとして連続スペースを使う

cutでデリミタとして連続スペースを使う方法ですが、正確には、cutで連続スペースをデリミタとして使用できません。ですので、連続スペースを1つのスペースにまとめて処理することになります。

まず、sedで連続スペースを1つのスペースにまとめる方法です。

sed 's/\s\{1,\}/ /g' hoge1.txt > hoge2.txt
次に、cutで1つのスペースをデリミタとして使用します。
cut -d' ' -f1 hoge2.txt > hoge3.txt
パイプで続けて実行する場合は、以下の通りです。
cat hoge1.txt | sed 's/\s\{1,\}/ /g' | cut -d' ' -f1 > hoge3.txt

2008年6月1日日曜日

screenならセッションが切れても大丈夫

Linuxなどのターミナルで、screenコマンドを使うことで、セッションが切れても大丈夫ですし、画面を共有したりもできます。

Manpage of SCREEN
Let's use SCREEN!
iandeth. - screen - 仮想端末マネージャーの使い方

[Ctrl]+a は ^A と表しています。(^ は [Ctrl]+? ということです。)
a は小文字、A は大文字です。a は[a] 、A は [Shift+a] です。

【screenの操作】

  1. screenを起動する
    # screen
  2. screenから抜ける
    ^A d
  3. screenに(再)接続する
    # screen -r

【ウィンドウの操作】
  1. ウィンドウを開く
    ^A c
  2. ウィンドウを閉じる
    ^A K
【リージョンの操作】
  1. リージョンを分割する
    ^A S
  2. リージョンを破棄する
    ^A X
  3. カレントのリージョン以外を全て破棄する
    ^A Q
【スクロール・コピー・ペースト】
  1. スクロールモードにする
    ^A Esc
  2. 範囲選択・コピー
    Enter / Space
  3. ペースト
    ^A ]

【その他】
  1. 最下行にウィンドウ一覧を表示
    .screenrcに以下のhardstatus alwayslastlineを指定
    hardstatus alwayslastline %w
  2. エスケープキーバインドの変更
    .screenrcに以下のescapeを指定
    (^Aaを^Zzに変更)
    escape ^Zz

2008年4月14日月曜日

Thunderbird No.029(Remove Duplicate Messages)

Thunderbirdですが、非力なマシンで使っていると、必ずしもレスポンスがいいとは言えません。そうなるとメッセージのデータがおかしくなったりします。

そうすると重複メッセージができてしまったりします。そこで、Remove Duplicate Messagesが役に立ってくれます。そのままですが、重複メッセージを削除してくれます。

Remove Duplicate Messages (Alternate) :: Thunderbird Add-ons

重複メッセージの判定が微妙ですが、そのあたりは設定を変更できるので、結構柔軟に対応できます。

また、Thunderbirdのメッセージデータがおかしくなると、無題(題名が無し)で、日付が1970/01/01というメッセージが出現したりします。これは削除してもまた出てきたりとたちが悪いです。これの回復(削除)方法ですが、とりあえず削除したりして、消えない場合は、フォルダの最適化をすると解消してくれます。

2008年4月8日火曜日

Firefox No.005(Gspace)

Gspaceですが、やはり、使い勝手がいいです。

Gspace :: Firefox Add-ons

処理速度(転送速度)が遅いということが、弱点と言えば弱点ですが、まあ、許容範囲内です。Gmailの制限で、1ファイル20MB以下ということもあり、それほど苦にはならないです。

とまあ便利なGspaceですが、以下の使い方をするともっと便利に使えます。

まず、機能そのものである、Google上のリモートキャビネット(ネットワークディスク)のような使い方をする場合は、ほとんどがファイルを置いておいて、そのファイルを取り出すという操作になります。

その場合、いちいち[ツール]-[Gspace]を選択して、‘Gspace’タブを表示するのは若干手間です。そこで、ステータスバーに表示されている‘Open Gspace Panel’をクリックすることで、ダウンロード専用のメニューを表示してくれます。これで、より簡単にGspaceが使えます。

初回起動時は、ログインする為、若干時間が掛かりますが、一度ログインすると‘Open Gspace Panel’のアイコンがグレーから青に変化し、次からはパネル表示に時間が掛からなくなります。

2008年4月5日土曜日

Firefox No.004(Gspace)

Gspaceですが、Firefoxのアドオンとしては、かなり便利です。FTPクライアントのようなインタフェースで、Gmailのスペースに、ファイルを保存するという機能を実現します。

Gspace :: Firefox Add-ons

まず、インストール後のセットアップ画面で、基本設定を行うのですが、原則、そのままでいいでしょう。特に設定すべきところはありません。



次に、Firefoxの[ツール]メニューで、[Gspace]を選択します。すると、Firefoxの一つのウインドウにGspaceというタブが表示されます。

以下の警告が表示されますが、[OK]を押すしかないです。


次に、[Gspace]タブで、まずは[Manage Account]ボタンを押し、GmailのIDとパスワードを設定します。



そして、[Login]するとファイルのやり取りができるはずなのですが、この時点では、ログインできません。一度、Firefoxを再起動して、もう一度、[Gspace]タブを起動して、[Login]をクリックするとログインできます。※なぜそうなのかはわかりません。

これで、Gmailとオンライン状態となり、ファイルのやりとりが可能になります。

2008年3月26日水曜日

Firefox No.003(IE View)

IE View これもまた、必須アドオンでしょう。

IE View :: Firefox Add-ons

やはり、最近はブラウザひとつあれば、たいがいのサイトは不自由なく閲覧できます。ただし、どうしてもIEじゃないと・・・というサイトが散見されるのも事実です。

そんな時に、このIE Viewがあれば、非常に便利です。

使い方は至って簡単で、ブラウザ上のURLリンクで、右クリックして、[このページをIEで開く]をクリックするだけです。

設定で、あらかじめ登録されたURLは、IEで開くという設定も可能です。

機能はシンプルですが、非常に使い勝手もよく、IEとFirefoxを併用している場合は、必須のアドオンといってもいいでしょう。

2008年3月3日月曜日

Firefox No.002(Tab Mix Plus)

Firefox は、Thunderbird と違い、初期状態で十分使えるように機能が充実しています。特に何を入れるわけでもなく IE と同じように使えてしまいます。

また、IE と同じようにブラウズできるページがほとんどで特に不便はありませんん。が、これは入れておきたいというアドオンもあります。まず、おすすめなのが Tab Mix Plus です。

Tab Mix Plus :: Firefox Add-ons

これは、多くのページをタブで開いて Web ブラウズする人にとっては、必須といってもいいです。特に個人的に重宝しているのが、タブの多段表示機能です。

[ツール]-[Tab Mix Plusのオプション]を選択して、表示された[Tab Mix Plusのオプション]画面で、[表示]-[タブバー]タブで、‘一段に収まらない数のタブを開いた場合、タブバーを’で‘多段表示する’を選択して、‘バーの最大表示段数’を指定します。


--- 2008/11/01 追記

Mozilla Japan - Firefox 用アドオン - Tab Mix Plus

やっと Tab Mix Plus が Firefox 3 に対応したようです。遅いですね・・・、しかし、便利なものは遅かろうが使う他ありません。痒いところに手が届くツールですから、まよわずアドオンです。


Firefox のタブブラウズ機能を強化します。タブの複製や固定、クリック時の動作変更、閉じたタブの復元、自動再読み込みなど、豊富なオプションを提供します。
Tab Mix Plus は Firefox のタブ機能を拡張します。タブの複製、タブのフォーカスの制御、タブをクリックしたときの設定、閉じたタブ/ウィンドウの復元、その他多くの機能がありま す。また、開いていたタブ、ウィンドウの組み合わせを保存し復元するクラッシュリカバリが可能なフル機能のセッションマネージャもあります。
説明の通り、多機能です。

2008年3月2日日曜日

Thunderbird No.028(Lightning ToDo)

ThunderbirdのアドオンでLightningというカレンダーツールというかスケジューラーのようなものがあります。かなり秀逸で十二分に使えるのですが、簡単な罠にハマってしまったので、報告です。

ToDo機能があるのですが、これをいくら登録しても表示されないというトラブルに見舞われてしまいました。何度登録してもカレンダーに表示されないのです。当然、ToDo欄にも表示されません。

しかも、何のエラーも表示されないので、こちらとしては「なぜ?」という思いしかありません。

が、単純な罠でした。私がToDoを登録していたのは、Googleカレンダーと連携しているカレンダーで、Lightning独自のカレンダーではなかったからです。GoogleカレンダーにはToDo機能はないので、当然連携されず、設定したはずのToDoは行方不明になっていたというものです。

「な~んだ・・・」という話ですが、結構ハマってしまいました。

しかしですが、できれば他のカレンダーと連携してほしいですね。特にGoogleカレンダーなら、それなりに連携できそうに思います。できそうに思う根拠として、Googleカレンダーの機能をアラームやToDoで使えると思ったのですが、そうなると特別ToDo機能がいらないってことにもなりますね・・・

Lightningの機能ですが、将来予定されている携帯電話のスケジュールとの同期など、早く搭載されると便利そうなものがたくさんあります。これからも要注目です。

Firofox No.001(Google Docs & Spreadsheets)

Firefoxを使っていて、当然のようにGoogle Toolbarを使っています。が、Google DocsやSpreadsheetsでワードやエクセルが表示されるようになってしまいました。

突然というわけはなく、自分で設定したからに他ならないのですが、思い出せません。(情けない・・・)

Google Firefox 用 Google ツールバー ヘルプ センター

上のヘルプセンターを見てみるとしっかり設定が載っています。Googleツールバーの[オプション]-[機能]で‘Docs & Spreadsheets’がチェックされていると、その設定に従い、Google DocsやSpreadsheetsが起動されるようです。Firefoxの関連付けではないんですね。

2008年3月1日土曜日

Thunderbird No.027(スレッドをまとめて選択)

Thunderbirdの機能で問題ありとしてあげていた‘スレッド全体をコピーする場合にメールを一つ一つ選択しなければならない。’という点ですが、簡単な解決策がありました。

件名が表示されている欄の一番左にスレッドアイコンが表示されています。それをクリックするとスレッド全体が選択されます。わかってからは、「な~んだ・・・」って感じです。

って、問題点を解決してから、問題と感じている点をまた一つ。たまに件名が文字化けしますね。日本語版へのローカライズが弱いのかなぁ・・・と思います。やっぱり、メーラーは日本産?っとも思いますね。

2008年2月23日土曜日

Thunderbird No.026(使っているアドオン)

以下、Thunderbirdで使っているアドオンです。やっぱり元々の機能が充実していないThunderbirdですから、結構入れました。:-)

評価も兼ねて、をつけてみました。(最高5つです。)

  • Nostalgy :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★☆
    まあ、とりあえず入れてあるだけみたいなもんです。フォルダ操作がショートカットでできることが主な機能です。が、評価している点は、宛先入力欄で‘to ’とか‘cc ’と入れるだけで、宛先欄のプルダウンメニューを操作しなくても、ccやbccに変更できることです。これは便利です。
  • Lightning日本版Lightning :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★★
    これはThunderbirdをデスクトップポータル化する為に必須のアドオンです。いわゆるカレンダー、スケジューラーといわれる機能があり、日本語版も存在します。使い勝手は良好で、Googleカレンダーとも連携できて、あとはランチャーソフトがあればThunderbirdを旗艦として、各アプリケーションや仕事の管理ができます。
  • Provider for Google Calendar :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★★
    LightningをGoogleカレンダーと連携するためのアドオンです。このアドオンは非常に重要です。これがないとLightningはなくてもいいぐらいです。これがあるからLightningが使えるものになるってことです。Lightningとこれは必須アドオンです。(スケジューラーとして使うなら・・・)
  • Extension Room :: keyconfig
    ★★☆☆☆
    ショートカットキーのキーアサインを変更するためのアドオンです。とりあえず入れていますが、特に使ってません。
  • functions for keyconfig (Thunderbird) :: Thunderbird Add-ons
    ★★☆☆☆
    こちらもkeyconfigの関連アドオンですが、特に使ってません。
  • Launchy :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★☆
    これは、Thunderbirdから、色んなソフトウェアを起動するためのアドオンです。リンクを、どのソフトウェアで開くかを選択できるようになります。色んなコンテンツの都合で、標準ブラウザをInternet Explorerにしていますが、原則、Firefoxで開きたいので、これを多用しています。ないと不便です。
  • Quote Colors :: Thunderbird Add-ons
    ★★★☆☆
    引用部分の色分けをしてくれます。なくてもいいかもしれませんが、特に操作する必要もなく、勝手に色付けしてくれているので、なくなると困るかもしれません。是非とまではいきませんが、あったほうがいいアドオンだと思います。大きいメールを開くと動作が若干重く感じます。
  • Quicktext :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★☆
    いわゆるテンプレート機能として使えるアドオンです。よくあるメーラーのテンプレートとは少々違いますが、いろんな情報をアドレス帳などから流用できるので、非常に高機能です。テンプレートを挿入するのにワンアクション必要ですが、まあ、大きな負担ではないので許容範囲です。有償版だと自動挿入などもできるようです。
  • Check and Send :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★☆
    これは、そそっかしい私には必須のアドオンです。標準の状態だと送信ボタンを押すと、即送信されてしまいます。「あっ」と思った時には遅い時があります。送るアドレス一覧を表示して、送っていいかどうかを問い合わせてくれます。是非、導入しておくべきアドオンだと思います。
  • Contacts Sidebar :: Thunderbird Add-ons
    ★☆☆☆☆
    Outlook風にアドレスを左ペイン下に表示してくれるのですが、あまり有効ではないですね。強いてメリットを挙げると、アドレス帳を起動するよりも軽いってことでしょうか。
  • Display Mail User Agent Extension :: Thunderbird Add-ons
    ★★★☆☆
    これはお遊び的アドオンです。が、実用的な面もあります。相手のメーラーが何であるかは非常に気になるところであり、また、メールの送受信にトラブルがあった時に役立つ情報です。まあ、メールヘッダを見ればわかる情報なんですが、視覚的に表示してくれるのはいい機能です。
  • MinimizeToTray :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★☆
    機能は単純です。Thunderbirdを最小化した場合に、タスクトレイに入れてくれる機能です。Thunderbirdを使ってみるまでは、メーラーとしては当たり前の機能と思っていました。まあ、あったほうがいい機能と感じるか必須と感じるかは人によって違うと思いますが、私にとっては必須機能です。
  • Minimize To Tray Enhancer :: Thunderbird Add-ons
    ★★★☆☆
    MinimizeToTrayの付加機能です。起動時に最小化したり、MinimizeToTrayで、もう一押しといった機能を補完してくれます。まぁ、あったほうがいいでしょう。ってところです。
  • AddressCleaner 0.1.3+
    ★★★★★
  • Signature Switch :: Thunderbird Add-ons
    ★★★★☆

2008年2月22日金曜日

Thunderbird No.025(Nostalgy)

Thunderbirdの拡張で、Nostalgyというものがあります。名前から想像しにくい機能ですが、その通りで、実際の機能はNostalgyという名前とはなんら関係ないようです。

Nostalgy :: Thunderbird Add-ons
Alain Frisch: Nostalgy: keyboard productivity extension for Thunderbird

できることは、メールの移動がショートカットできるということ、それと宛先の切り替えも簡単な操作でできるようになります。

まず、メールの移動ですが、そのままなんですが、(G)o、(S)ave、(C)opyを、それぞれG、S、Cといったキーで実現しています。宛先については、‘to ’というように、宛先の前にcc、to、bccといったコマンドを入力することで、宛先が、それぞれに変更できます。

例えば、宛先となっている欄で、‘to abc@def’と入力すると(正確にはto と半角スペースを入力した時点で)、宛先が、宛先/cc/bccに変更されます。これは、マウスでプルダウンを選択するよりオペレーションが、かなり軽減されていると感じました。

まあ、入れておいて損はないアドオンだと思います。

2008年2月21日木曜日

Thunderbird No.024(Provider for Google Calendar)

日本語版ありました。

Lightning日本版

英語版より、断然使いやすいです。

そして、Google Calendarとの同期ですが、かなり便利です。実際、Googleカレンダーを中心に、Thunderbird(Lightning)と連携し、そして、携帯版Google Calendarで閲覧することで、ほぼ最強のスケジューラーとなってくれます。

入力については、Thunderbirdで入力するのが一番簡単で、スピーディです。実際、Google CalendarのPC版は使わないようになります。PCでの閲覧はThunderbirdが基本で、自分の端末環境でない場合は、PC版Google Calendarを使いますが、それだけです。外出時は携帯版Google Calendarで閲覧します。

あとは、これらのデータが携帯電話内のスケジュール機能と連携してくれると最高なんですがね。DoCoMoはGoogleと連携すると言っているので、ちょっとだけ期待してみたいと思います。

2008年2月17日日曜日

Thunderbird No.023(Provider for Google Calendar)

Provider for Google Calendarの使い方ですが、少々難解です。(英語がわからないと・・・)

Provider for Google Calendar :: Thunderbird Add-ons

以下、その手順です。

  1. LightningProvider for Google Calendarをアドオンとして追加します。
  2. [Calendar]を表示します。
  3. カレンダーの選択欄(左ペインの下方で初期状態でHomeが表示)で、右クリックで[New Calendar]を選択します。※[ファイル]-[新規作成]-[Calendar]でも同じです。
  4. [Create a new calendar]画面で、‘On the Network’を選択し、[次へ]をクリックします。

  5. [Create a new calendar]画面で、‘Google Calendar’を選択し、[Location]欄にGoogle Calendarで取得したLocationを入力します。
    Locationは、Google Calendarの[設定]で、同期させるカレンダーを選択し、[カレンダーのアドレス]欄で、XMLをクリックすることでURLが表示されます。
  6. そのまま継続して、設定を完了させていくだけです。途中で、Googleのアカウントとパスワードの入力を要求されます。
あとは対象のカレンダーの右クリックで‘Reload Remote Calendars’を選択することで、Google Calendarと同期することができます。

Google Calendar側で、いくつかカレンダーを作って、複数同期させれば、色分けできたりして便利です。これはなかなか使えます。

注意として、Google Calendarと同期する時にThunderbirdのプロキシ設定が使われるので、ネットワークに合せて変更しておく必要があります。

それと、誰か日本語化してください。m(_ _)m

Thunderbird No.022(スケジューラー)

Thunderbirdをスケジューラー(カレンダーツール)にするアドオンで、Lightningというものがあります。カレンダーツールとしては、一通りの機能が揃っていて不足はありません。重くもなく、Outlookの代替ツールとして十分役に立つと思われます。

Lightning :: Thunderbird Add-ons

あと、Provider for Google Calendarが便利です。これで、Google Calendarと連携できるようになります。

Provider for Google Calendar :: Thunderbird Add-ons

2008年2月10日日曜日

Thunderbird No.021(Migemo)

migemo いわゆるローマ字での検索機能を実現するアドオンです。

XUL/Migemo :: Thunderbird Add-ons

まあ、使えないことはないですが、便利な反面、速度的に・・・少々遅いでしょうか。まあ、変換してしまえばいいといえますし、ローマ字で検索する場合の有効な点である‘同じ読みを全て検索できる’といった機能についても、辞書が不十分でいまいち使えません。辞書を拡充させれば、さらに速度が落ちるでしょうし。

とりあえず、入れて使いたい時に使うといった感じです。

MailStore No.002(やっぱりだめ・・・検索は速いけど)

MailStore - E-mail Archiving Made Simple
MailStore Home - The Free E-mail Archiving Solution

MailStoreですが、やっぱりだめです。

まず、ダメといいながら良い点は、色んなメールソフトに対応していて、メールのバックアップツールとして使え、そして、バックアップしたメールの検索が非常に早いというところでしょうか。

まあ、メールボックスをコピーして、そのインデックスを作っているわけですから、速いのは当たり前ですかね。ちなみにメールボックスは以下のフォルダにコピーされていました。

C:\Documents and Settings\USERNAME\Local Settings\Application Data\MailStore Home
最近は、メール数も増えて数GBある場合もありますし、それが、ほぼ同じ容量でコピーされてしまうわけですから最悪といってもいいかもしれません。インデックスだけ作ってくれればいいんですけどね。

インデックスの再構築はしかたないとして、せめて、メールボックスはオリジナルを使って、定期的にインデックスを再構築することで対応できるといいと思います。(バックアップするという概念からすると別フォルダにコピーすることは納得できるのですが。)

何かいいメール検索ソフトはないでしょうか。

MailStore No.001(便利そう・・・だけど)

MailStore - E-mail Archiving Made Simple

メールを検索するフリーソフトです。MailStore Homeがフリー版で、Serverは有償です。とりあえずインストールしみましたが、重い・・・です。確かに検索スピードは速いですが、それまでのお膳立てが大変です。

まず、インストールに時間が掛かりますし、その後、指定したメールボックスのインデックスを長時間掛けて作成します・・・結構つらいですね。メールって日々増えますし、その度にインデックスを再構築されると常用できないと思います。

名前の通り、メールを保管して使うってことでしょうか。もう少し使ってみます。

2008年2月6日水曜日

Thunderbird No.020(Quicktext)

とりあえずQuicktextを使っています。

テキストを挿入するという操作が必要なところですが、まあ、わずらわしいことに変わりはあませんが、ショートカットを割り当てることができるので、常用するテンプレートにあたるテキストには、それを割り当てています。それで、[Alt]+[1]などとすることで、テキストを挿入することができます。

そして、元々テンプレート機能として使用しようとしていたので、相手の名前を入れたり、時刻を入れたりしたいわけですが、それは、テンプレート作成機能で簡単にできます。

表現と仕組みがややこしいのですが、たとえば[宛先]-[姓]を設定しておくと、メールの宛先へ設定したアドレスの宛先をアドレス帳から引用してくれます。

使ってみてわかったのですが、これは結構優れものです。アドレス帳のニックネーム等に予め○○課長などと設定しておき、テンプレートでニックネームを指定することで、宛先名としてニックネームを引用できます。

また、自分のアドレス帳を充実させておけば、電話番号なども引用できます。ここまで使って思いましたが、Quicktextを使いこなせば、かなり編集が楽になりそうです。

機能で1つ不明なものがあります。[全般]タブ-[起動時にインポート]です。いろいろ設定してみたのですが、機能しません・・・

Quicktext - Hesslow Extensions
2. Quicktext Pro has support for importing more than one file at startup and can also import files from a web server (to learn about sharing templates click here).
という記述がヘルプのサイトにあります。どうもQuicktext Proでしか動作しないのだと思われます。残念・・・

Thunderbird No.019(keyconfig)

標準のままでは素っ気ないThunderbirdですが、特に操作系がそうです。ショートカットキーもあまり明示されていませんし、使い込もうとすると・・・です。

そこで、まずショートカットキーのおさらいです。

Thunderbird Help: キーボードショートカット
※かなり古い情報で、1.5への更新を進めているとなっています・・・

とりあえず[Ctrl]+[u]でメールのソースをみたりするところは覚えておきたいですね。あと未読へ進む[n]と戻る[b]はよく使います。

そこで問題です。

標準状態では、これらのショートカットキーがカスタマイズできないのです。これは困りますね。だいたい使い込みたいソフトには、キーアサインのカスタマイズは必須といっていいでしょう。

まあ、例の如くアドインを使ってキーアサインの変更ができます。

Extension Room :: keyconfig
functions for keyconfig (Thunderbird) :: Thunderbird Add-ons

この2つのアドオンでカスタマイズが可能になります。

設定は、[ツール]-[キーボードショートカットのカスタマイズ]で可能です。新しいショートカットの追加などもできます。機能の表現、CODEの書き方がこれまた難解です・・・とりあえずは標準状態で使いたいと思います。:-)

2008年2月3日日曜日

Thunderbird No.018(~さんは書きました)

Thunderbirdで返信する時に、引用部分の先頭に、「~さんは書きました:」と表示されます。これはちょっと嫌な仕様です。確かに日本的には~さんという表現は無難そうに見えますが、逆に失礼な場合や、変に親近感を与えたりして、少々表現に問題があります。

そこで無難に、「名前 wrote:」とした方が無難だと思います。

方法は以下の通りです。

  1. [ツール]-[オプション]を選択します。
  2. [オプション]画面-[詳細]-[一般]タブで、[設定エディタ]をクリックします。
  3. [about:config]画面で、‘フィルタ’に‘mailnews.reply_header_authorwrote’を入力します。
  4. 表示された‘mailnews.reply_header_authorwrote’をダブルクリックし、設定を以下の通り変更します。
    ‘%s さんは書きました’→‘%s wrote’
これでとりあえず目的は達成です。

あと、‘mailnews.reply_header_type’を‘2’か‘3’に変更しておくと、いい感じで日付も入れてくれます。いつ誰が書いたかわかるので、変更しておくほうがメールを読む人にとっていいですね。

mozdev.org - preferential: preferencesMail/News preferences に簡単に説明があります。

あと、返信すると引用部分の下から書き始めるようになるのですが、これはでは不便です。上の設定と同様に、以下のオプションも変更しておくと、引用部分の上から書き始めることができます。
mail.identity.default.reply_on_top 0→1

2008年2月2日土曜日

Thunderbird No.017(Launchy)

さて、気になるLaunchyですが、使い方は難しいと思います。とりあえず、インストールしてみて、自動的にいくつかのアプリケーションは認識してくれますが、肝心のFirefoxは認識してくれません。

これでは困ります。

そこで、launchy.xmlというXMLファイルを作成して、C:\Documents and Settings\USERNAME\Application Data\Thunderbird\Profiles\ehvcemyt.default\chrome に配置する必要があります。

また、このXMLファイルの記述が難解なのですが、以下のサイトで作成できます。

gemal.dk - Mozilla - Launchy - launchy.xml generator


わざわざオンラインで作らせずにツール内で作成してくれればいいんですけどね。かなり不便です・・・なんとか改善してもらいたいですね。

で、肝心の使い心地ですが、とりあえずFirefoxと自動的に認識してくれる(Auto detet)アプリケーションで使っていますが、当初の目的であるURLをFirefoxで開くことができたので満足です。

あとは、(これは難しいと思いますが)新しいウィンドウで開くのかタブで開くのかなど、詳細な設定ができると尚よいですね。今後に期待しておきます。

Thunderbird No.016(Quote Colors)

たいした機能ではないのですが、Quote Colorsはメールの引用部分を見やすくしてくれるアドオンです。無いよりはあったほうがいいですし、設定も簡単で、まさにアドオンの鏡と言えるでしょう。



設定は、至って簡単です。文字の色、背景の色を指定するだけです。

2008年2月1日金曜日

Thunderbird No.015(使い出しての問題点)

いざ使い出すと、これまで見えてこなかった部分が見えてきます。いい意味でも悪い意味でもです。

とりあえず、改善しなければならない点を書きとめておきます。

  • ☆スターを付けるのはいいですが、簡単に検索できない。
  • 次の未読へ飛んだりするジャンプ機能が使いにくい。
  • メール本文表示の文字サイズが元に戻ってしまう。
  • フィルタ機能で振り分け先フォルダが(フォルダ数が多いため)指定しにくい。
  • スレッド全体をコピーする場合にメールを一つ一つ選択しなければならない。
  • ツールバーのボタンが不足気味・・・
    メニューで選べるのでまあ問題ないといえばないですが。
とまあ、色々出てきます。アドオンや設定変更で何とかしてみたいと思います。

2008年1月31日木曜日

Thunderbird No.014(Firefoxとの関連付け)

メーラーはThunderbirdを標準設定にしましたが、WebブラウザはInternet Explorerのままにしてあります。ただし、常用しているのはFirefoxという変な使い方をしています。

それなら、Firefoxを標準ブラウザとして設定すればいいんじゃないの?と思われるでしょうが、標準はInternet Explorerのほうが何かと都合がいいのです。Webコンテンツは、まずはIE用につくられえいますから、困ったときはURLを直接実行することで、Internet Explorerが起動してくれるほうがありがたいというわけです。

ただし、このままだとThunderbirdでメールのURLをクリックすると、Internet Explorerが起動してしまいます。やっぱり軽さなどからFirefoxのほうを起動してほしいと思いますが、Thunderbirdはそうしてくれませんし、そういった設定は表に出ていません。

何かいいアドインはないかと探していたら、以下のものがありました。

URL Link :: Thunderbird Add-ons

と思って導入したら、ただ単にURLっぽくてURLでないものをクリックするためのツールで、ブラウザの選択はできませんでした。

更に探してみると、Launchyというものがありました。使い方が難しいようですが、こっちのほうが使えそうです。

Thunderbird No.013(誤って送信を防ぐ)

ここまでのアドオン導入で、なんとかメーラーとして充実してきたかなと思いますが、重大な欠点を発見してしまいました。(というより気づいてしまったということでしょうか・・・)

それは、送信をクリックすると、そのまま送信されてしまうということです。ほとんどのメーラーには、送信時の確認機能が装備されています。が、Thunderbirdはそれがありません。

スペルチェックの機能をONにしておくことで、送信を一旦止めることができますが、誰に送るのかチェックはできませんし、機能としては不足していると思います。

そこで、役立つアドオンがあります。

Check and Send :: Thunderbird Add-ons
Confirm-Address :: Thunderbird Add-ons

どちらも送信動作を停止し、アドレス等を表示して、送信するかどうかを問い合わせる機能をもっています。名前のままですが、Confirm-Addressはアドレスチェックが中心で、自分のドメインかどうかをチェックできたりとアドレスのチェック機能は充実していると思います。Check and Sendは名前は単純ですが、単に「確認して送る」というものではなく、チェック方法を細かく設定できます。

とりあえずですが、Check and Sendを使っています。

余談ですが、Thunderbirdには、色々なショートカットキーが装備されているのですが、Firefoxと同じで、日本語入力モードになっているとショートカットが聞いてくれません。これは、Firefox共々修正してもらいたいですね。

2008年1月27日日曜日

Thunderbird No.012(Contacts Sidebar)

いろいろなところで紹介されていますが、Contacts Sidebarも結構使えます。

アドレスを左下ペインに表示してくれるアドオンです。わざわざアドレス帳を表示しなくてもいいので、軽快にアドレス検索ができます。私自身、あまり使わないのですが、たまにアドレス検索等をする場合に便利です。Outlook Explressを使っていた人にとっては馴染みのあるインタフェースになっていいのではないでしょうか。

ただし、先に書いた通り、Thunderbirdのアドレス帳機能には階層構造の問題があり、アドレス管理自体がやりにくいので、そこを改善しないと折角の機能も活用はしづらいと思います。

Contacts Sidebar :: Thunderbird Add-ons

2008年1月23日水曜日

Thunderbird No.011(Display Mail User Agent Extension)

これは機能的に必須というわけではありませんが、何となく面白く、少しだけ役に立つようなものです。X-Mailerが結構気になるのですが、それを視覚的に表現してくれる機能があります。

Display Mail User Agent Extension :: Thunderbird Add-ons

特に設定もなく、入れるだけで使えます。

2008年1月21日月曜日

Thunderbird No.010(タスクトレイ格納)

Thunderbirdを使って、まず絶句してしまった機能が、「タスクトレイに格納されない」ことです。

メーラーとは、常に起動しておくもので、となると当然、タスクトレイに格納されていて欲しいわけですが、それがされていません。オプション設定などを見渡しても、それを実現する設定は見当たりません。

しかし、やはり譲れない機能です。そこで、MinimizeToTrayを導入します。これで、目的は達成できるのですが、設定は少々難解です。アドオンの設定で、以下のような画面が出てくるのですが、意味が分かりにくいのです。



‘常にトレイに最小化します’と‘トレイに最小化します’の差が何か非常に分かりにくいです。‘トレイからダブルクリックで戻します’は、読んでそのままなので、迷うことはないのですが、最小化する機能については、この表現では理解しにくいです。

‘常にトレイに最小化します’は、最小化した時に常にタスクトレイに格納するという意味で、‘トレイに最小化します’は、[X]ボタンや、[Alt+F4]などの操作でも、最小化するようになります。

私は、すべてチェックしてある状態で使っています。

また、Minimize To Tray Enhancerというアドオンがあり、これを使うと起動時から最小化しておくことも可能になります。セットで使うと効果的です。

MinimizeToTray :: Thunderbird Add-ons
Minimize To Tray Enhancer :: Thunderbird Add-ons

2008年1月20日日曜日

Thunderbird No.009(テンプレート機能)

これまで使ってきたメーラーは、テンプレート機能が充実していました。あらかじめタグを使って、時間、名前などをテンプレートとして登録しておき、返信時、送信時などに選択できました。

Thunderbirdにも、テンプレート機能があることにはありますが、定型的な作成途中のメールを作成しておき、新規送信時にそれを使うという方式のようです。タグなどは埋め込めそうにないですし、返信、転送の時に選択できそうにもありません。

このあたりは、非常に重要な機能で、メールの送受信操作をかなり軽減してくれているのですが、機能がないとなると、かなり厳しいことは否めません。

いろいろ試しましたが、送信、転送、返信などの操作時にテンプレートを選択することは簡単にはできないようです。ここでもやはり、拡張機能を使うことになりますねぇ。

ここで使うのは、Quicktextです。タグを使ったメールデータの取り込みや、豊富なカテゴライズ設定など、いわゆる定型文書を作成する機能は揃っています。ただし、送信、転送、新規作成のタイミングで、それらの機能ボタンを押した時にテキストが挿入されるわけではなく、「テキストを挿入する」という操作をする必要があります。(ここで一手間要ることが少々面倒です。)

とりあえず、Quicktextでしのごうと思いますが、ここは改善の余地ありです。

Thunderbird No.008(Signature Switch)

署名機能で紹介したSignature Switchですが、やはり、Signature Editorより優れものだと思います。

まずは、ダウンロードしてアドオンとして組み込んで使うことは簡単です。ただ、何点か調整が必要な部分もあります。

  • 標準のエンコーディングがUTF-8
  • 署名挿入位置に‘--’が付加される
以上が調整が必要な部分です。

‘--’が付加される問題は、Thunderbirdの署名挿入の仕様で、Thunderbirdの署名機能を使っている以上避けられない問題です。これは、‘--’が挿入されることを前提に署名ファイルを作成することで対処すべきでしょう。

標準のエンコーディングがUTF-8である問題は、Signature Switchのエンコーディングの設定と、署名ファイルの文字コード系を一致させることで解消できます。

Windowsで適当に署名ファイルを作成すると、一般的なエディタだとShift-JISで作成されますが、設定はUTF-8なので、文字化けが発生してしまいます。私も、まんまとこれに引っ掛かってしまいました。

私の場合は、署名ファイルをUTF-8で作成し問題を解決しましたが、署名ファイルをShift-JISで作成した場合、Signature Switchのエンコーディングの設定を‘Shift_JIS’に変更することでも対応できます。

とにかく、Signature Switchは優れものなので、とりあえず組み込みたいアドオンです。

2008年1月19日土曜日

Firefox/Thunderbird Add-ons ユーザ登録

Firefox/Thunderbirdのアドオンをダウンロードできる公式サイトがhttps://addons.mozilla.org/ja/にありますが、一部アドオンがダウンロードできないものがあります。

ただし、それらは、ユーザ登録することでダウンロードできるようになります。ユーザ登録は、以下の場所で可能です。

ユーザ登録 :: Firefox Add-ons
ユーザ登録 :: Thunderbird Add-ons

それぞれ、別の登録のように思えますが、片方で登録すると、どちらも有効になります。

Thunderbird No.007(プレーンテキスト送信)

意外にわかりにくい設定が、プレーンテキストの送信設定です。基本的にOutlook Express以外で、HTMLメールが標準になっているメーラーは、あまり記憶にありません。が、ThunderbirdはHTMLメールが標準です。

それで、肝心のプレーンテキストを標準とする設定ですが、以下の通りです。

  1. [ツール]-[アカウント設定]で、[アカウント設定]画面を表示します。
  2. 左ペインで、[編集とアドレス]をクリックし、[編集]領域の‘HTML形式でメッセージを編集する’のチェックを外します。
以上です。Thunderbirdは、今一つメニュー体系が統一されていないように思います。まぁ、慣れれば問題ないのでしょうけど。

2008年1月14日月曜日

Thunderbird No.006(表示名の除去)

色々なところ問題しされていることとして、送信するメールで、送信先として設定したアドレスに、アドレス帳に登録してある表示名が勝手に補完されてしまうという問題があります。

Thunderbirdの場合、アドレス帳の自動増殖機能みたいな機能がついており、送信した際等に相手から送られてきたメールの情報などを使い、勝手にアドレスを登録していってくれます。

その場合、(当たり前ですが)送信元からは、自身を敬称無しで設定したアドレスで送られてきますので、それがアドレス帳に登録され、送信時に勝手に設定されてしまい、いわゆる呼び捨ての失礼な日本語が付加されてしまうといったことになります。

そこで、Address Cleanerという拡張機能が役に立ちます。ただし、どうもオリジナルは公開されていないようで、AddressCleaner 0.1.3+にあるものをダウンロードして使用しています。

そのまま使うと、メール作成時に、本文欄で、その都度、コンテキストメニューで、[アドレスからコメントを除去]を選択しなければなりません。これは非常に面倒で、除去しわすれなんてことも有り得ます。

そこで、アドレスからコメント除去する機能の自動化を設定しておきます。方法は以下の通りです。

  1. [ツール]-[オプション]を選択します。
  2. [オプション]画面-[詳細]タブで、[設定エディタ]をクリックします。
  3. 設定値‘extensions.addresscleaner.auto_clean’の値を、‘ture’にします。
これで、自動で表示名が削除されるようになります。

※小野和俊さんの記事を参考にさせてもらいました。
Thunderbird の唯一にして最大の悩みである「アドレス自動補完問題」を解決する方法

ここにも書かれていますが、メーラーを乗り換える上で、最低限必要な機能だと思います。

Thunderbird No.005(署名機能)

結局のところ、署名機能については、Signature Switchが最も適していると思います。

名前はSignature Switchということで、切替機能だけかと思ってしまいますが、実際は、編集機能も充実しています。確かにSignature Switchには編集機能を装備していないのですが、編集エディタを指定して編集させることもできますし、作成したファイルを指定した文字コードでペーストすることもできるようです。

また、肝心の切替機能としては、メールアドレス等で署名を切替えるなど、かなり凝ったことができます。

署名ファイルは、標準機能の同じで、どこかに配置しておき、それを選択する方式なのですが、設置したパスにブランクが含まれいていると、Signature Switchの編集機能で編集することができません。例えばマイドキュメントやデスクトップに置いておくとパスにブランクが含まれるので、うまく機能してくれません。(その内修正されるかもしれませんが。)

署名機能としては、Signature Switchが一番のおすすめです。

Thunderbird No.004(Everyday/Signature Editor)

Rulerrrrrをインストールした際に、一緒にインストールされたEverydayとSignature Editorですが、それぞれ、そこそこ使えます。

Thunderbird 用拡張機能

まず、Everydayですが、メールの送受信日時で、必ず日付を表示してくれるようにするものです。Thunderbirdは、標準で当日は、時刻のみの表示となっていますので、それが気に入らない場合はインストールすることで解消されます。

次にSignature Editorですが、文字通り署名編集機能です。Thunderbirdでは、適当な署名ファイルを指定するだけの機能がありますが、編集機能はありません。これについても、署名ファイルを予め編集しておき、それを指定することは標準でも可能なので、あえて必要な機能とは言えないと思います。

どちらかといえば、複数の署名ファイルを用意しておき、選択してペーストできる機能があったほうがいいと思います。

標準機能で署名の切替を対応する場合、[アカウント設定]-[差出人情報を管理]を設定すると、複数の差出人情報を設定し、それぞれに署名ファイルを設定することができます。また、拡張機能で対応するのであれば、Signature Switchが便利だと思います。

Thunderbird 用拡張機能は、利用規約に「ユーザは、非営利かつ個人的な目的に限り、本製品を対応製品にインストールし、無償でご利用いただくことができます。」と書いてあり、企業内で使う場合は注意が必要です。(普通に読めばNGですね。)

2008年1月13日日曜日

Thunderbird No.003(ルーラー表示)

Thunderbirdで、まず困るのが送信時にルーラーが表示されない(できない)ことです。桁をそろえたりすることは、マナーの面でも非常に重要で、ルーラーがないと困ってしまいます。

そこで、Thunderbird 用拡張機能にあるRulerrrrrが役に立ちます。

これは、名前そのままに、ルーラーを表示してくれます。また、この拡張は、Rulerrrrrと同時に、Everyday、Signature Editorという拡張機能を導入してくれます。どちらも便利なものなので、そのまま入れておいて使えばいいと思います。

肝心のRulerrrrrの機能ですが、拡張機能通りルーラーを表示してくれます。ただし、プロポーショナルフォント使用時は、目盛通りの位置にカーソルがきてくれません。本来のルーラーの機能からすると致し方なしでしょうか。

Everyday、Signature Editorについては、また後で評価してみたいと思います。

Thunderbird No.002(インストールしただけでは・・・)

さて、Thunderbirdですが、ただインストールしただけでは、かなり機能不足です。Firefoxが標準でもそこそこ使えていたことを考えると前途多難です。

やはり、拡張機能(Add-ons)で機能強化していくことが必要なのですが、相当強化しないといけないようです。

ざっと見た感じでは、以下の機能が不足していると思います。

  • 送信画面の本文に、ルーラーがない。
  • アドレス帳の階層化ができない。フォルダ1階層のみ。
  • 送信したメールのアドレスに表示名が付加される。
    (雷鳥 太郎 という風になる。アドレスだけになって欲しい。)
  • タスクトレイに格納されない。
  • 署名機能がない(使いにくい)。
  • テンプレート機能が使いにくい。変数などで高度な設定ができるのか。
  • 返信時などのテンプレート指定ができるのか。
まずは、これらの問題を解決していきます。

Thunderbird No.001(メーラーをThunderbirdへ)

メーラーをThunderbirdへ切替えました。といっても最近は各プロバイダーとも、メールボックスの容量が大きくなって数GBありますから、頻繁にメーラーを使うことはなくなり、Webメーラーで済ましています。Gmailなんかは、読むには十分な機能があります。ただ、Webメーラーでのウィークポイントもあります。

それは、送信機能です。特にアドレス帳との連携など、PC上でのアプリだからこそ対応できるような機能で、レスポンスを要求されるものは、Webメーラーは不得意です。Gmailも例外ではなく、送信機能には大いに不満があります。

これまで、Winbiffを使っていましたが、検索速度の遅さが致命傷となり、何かに乗り換えることにしました。

どれがいいのか分かりません。が、とりあえずフリーのものを・・・Outlook Expressはメジャー過ぎて攻撃が怖いし、Becky!は有償だし、問題は使い込んだ時の検索スピードを重視したいというところ・・・

というこで、というわけでもないのですが、とりあえずThunderbirdに乗換えてみます。

Mozilla Japan - Thunderbird

2008年1月12日土曜日

Firefox/Thunderbird Add-onsのカスタマイズ

FirefoxやThunderbirdの拡張機能(アドオン)の中には設定が間違っていてインストールできないものがあります。そういった場合は、だいたいinstall.rdfという拡張機能ファイル(xpi)に含まれているファイルに問題があります。

そこで、xpiファイルから、install.rdfを取り出して編集する必要があり、以下の方法で対処することで、編集可能になります。

  1. 拡張機能ファイル*.xpiを*.zipに変更します。
  2. *.zipを解凍すると、install.rdfが展開されます。
  3. install.rdfを編集します。
  4. 解凍されたファイル群を*.zipとして圧縮します。
  5. *.zipを*.xpiに変更します。

install.rdfの編集内容は割愛しますが、この方法で、install.rdfを編集し、インストールできなかった拡張機能をインストールすることができるようになります。